海外でeSIMを使うメリットと設定方法

日本人にはまだ馴染みが無いeSIMですが、外国人旅行者の間では急速に浸透されてきており、今後日本においても海外旅行には欠かせないサービスになるのではと言われています。

そこで今回は、eSIMを利用することのメリットと設定方法について解説します。

海外でeSIMを使う方法に関して、以下の4点をまとめました。

  • 海外でeSIMを使う3つのメリット
  • 海外でeSIMを申し込む手順
  • 海外でeSIMを申し込んだ後の設定方法
  • 海外でeSIMを申し込むときによくある質問
INDEX
  1. 海外でeSIMを使う3つのメリット
  2. 海外でeSIMを申し込む手順
  3. 海外でeSIMを申し込んだ後の設定方法
  4. 海外でeSIMを申し込むときによくある質問
  5. まとめ

海外でeSIMを使う3つのメリット

eSIMはオンラインで簡単に購入でき、インターネットに繋がっていれば世界中どこにいても購入が可能です。海外でeSIMを使う主なメリットは、以下の3つが挙げられます。

  • オンラインで手続きが完了する
  • 紛失や盗難のリスクが低い
  • 2つ以上の通信回線を利用できる

オンラインで手続きが完了する

海外でeSIMを申し込むと、オンラインで手続きが完了するため非常に便利です。スマートフォンやタブレットから簡単に申し込めるため、場所や時間を問わず手続きが行えます。24時間365日申し込み可能で、申し込みから数分で利用できるのが特徴で物理SIMカードの挿入や書類手続き、商品の受渡しなどは一切不要となります。

クレジットカード決済で完結するため、手続きが簡単でありながら複数の国や地域でのご利用分を同時に申し込めるのもeSIMの魅力となります。プラン変更や追加購入もオンライン上で簡単にできるため、旅行中の急な予定変更にも対応しやすいのが大きなメリットです。

紛失や盗難のリスクが低い

eSIMは物理的なカードがないため、メールで届く設定用のQRコードを他人に渡さない限り紛失や盗難のリスクが低い傾向にあります。

2つ以上の回線を利用できる

eSIMは、1台の端末で2つ以上の回線を同時に登録できるため、複数国を周遊する場合など、さまざまな場面で役立ちます。具体的例として以下が挙げられます。

  • 日本国内回線と海外回線を併用できる
  • 通話とデータ通信を別々の回線で利用できる
  • 個人用と仕事用の回線を使い分けできる
  • 異なる通信事業者のサービスを登録し、電波の良い場所や用途によって切替ができる

1台の端末で2つ以上の回線を同時に使用できると、通信費の最適化や通信速度の向上が図れます。また、緊急時のバックアップ回線としても機能するため、容量超過による通信停止や特定の電話会社による電波障害の場合などにeSIMを切り替えることで安心感が高まります。但し、eSIMを利用するには対応端末が必要な点に注意が必要です。購入時にご自身のスマートフォンがeSIMに対応しているかを事前に確認しましょう。

海外でeSIMを申し込む手順

海外でeSIMを申し込む手順は、以下のとおりです。

  • eSIM対応機種か確認する
  • インターネット環境を確保する
  • プランを選び申し込み手続きをする

eSIM対応機種か確認する

eSIM対応機種かどうかは、端末の設定画面で確認できます。iPhoneの場合は、iOS 12.1以降でXSやXS Max、XR以降の機種が対応しています。Androidの場合はAndroid 9以降で、Pixel 3シリーズやGalaxy S20シリーズなどが対応機種です。
端末メーカーやキャリアのウェブサイトでも、eSIM対応機種リストを確認できます。eSIM対応機種リストは定期的に更新されますので、購入前に充分確認しましょう。
多くの端末は物理SIMとeSIMの両方に対応していますが、対応していない場合はeSIM以外の選択肢を検討する必要があります。

 

インターネット環境を確保する

eSIMの初期設定にはインターネット環境が必要です。ホテルのWi-FiやポケットWi-Fi、日本キャリアが提供する海外パケ放題などを利用してインターネット環境を整えましょう。

 

申し込み手続きをする

申し込み手続きの際は、申し込みサイトにアクセスし、必要事項を入力します。手順は以下のとおりです。

  • 利用国を選択する
  • プランを選択する
  • 利用期間を決定する
  • 決済情報を入力する

申し込みが完了すると、二次元コードまたはアクティベーションコードが発行されます。コードを使って、eSIMプロファイルをダウンロードしましょう。

海外でeSIMを申し込んだ後の設定方法

海外でeSIMを申込んだ後の設定方法は、以下を参考にしてください。

  • eSIMプロファイルのインストール手順
  • 複数のeSIMを管理する方法

eSIMプロファイルのインストール手順

eSIMプロファイルのインストールの際は、二次元コードをスキャンするか、アクティベーションコードを入力します。手順は以下のとおりです。

  • 設定アプリを開く
  • モバイル通信を選択する
  • 「eSIMを追加」をタップする
  • 二次元コードをスキャン、もしくはアクティベーションコードを入力する
  • プロファイルをインストールする

インストールが完了したら、新しいeSIMプランを選択して有効化しましょう。必要に応じてAPNの設定が必要な場合があります。eSIMのプランによってはデータローミングをオンにする必要がありますので、購入サイト上でご確認ください。スマートフォンの機種によって多少の違いがありますが、基本的な流れは同じです。

複数のeSIMを管理する方法

eSIMプロファイルは、スマートフォンの設定画面から簡単に管理できます。スマートフォンの機種によって管理できるeSIMプロファイル数は異なります。不要なeSIMプロファイルは削除して、容量の確保をしておくと新しいeSIMを追加する際にスムーズに行えます。複数のeSIMプロファイルをインストールする場合は、それぞれを切り替えて使用できます。
また、各eSIMプロファイルに「アメリカ用eSIM」や「ビジネス用eSIM」など名前を設定すると識別が簡単になります。eSIMプロファイルの優先順位を設定すると、自動切り替え機能が活用でき、効率的な管理が可能です。
万が一の紛失や故障に備えて、二次元コードやアクティベーションコードを安全に保管しておきましょう。eSIM管理アプリを使用すると、一元管理がさらに簡単になります。定期的にeSIMプロファイルの有効期限を確認するのが大切です。

海外でeSIMを申し込むときによくある質問

海外でeSIMを申し込むときによくある質問は、以下のとおりです。

  • 海外でeSIMを使うときの注意点は?
  • 契約後のキャンセルやプラン変更は可能?

海外でeSIMを使うときの注意点は?

海外でeSIMを使う際は、対応機種を必ず確認しましょう。すべてのスマートフォンがeSIMに対応しているわけではないため、事前に自分の端末が対応しているか確認するのが大切です。国や地域によって通信環境が異なるため、渡航先の通信速度、電波の繋がりやすさ、利用できる通信規格などを事前に調べておくことが必要です。
データ通信量も重要なポイントです。必要な通信量を見積もり、適切なプランを選択しましょう。設定方法も事前に確認し、複数のeSIMプロファイルを管理する方法を理解しておくと便利です。現地でのサポート体制や、緊急時の連絡先も把握して、
トラブルが発生した際に、すぐに対応できるよう準備しておきましょう

契約後のキャンセルやプラン変更は可能?

各社によって条件は異なりますが、契約後のキャンセルやプラン変更は原則できません。利用開始後は、全額返金されない場合が多いため注意しましょう。
一部のサービスでは、手数料がかかりますがプラン変更できる場合もあります。具体的な条件は、利用規約やよくある質問(FAQ)の確認、もしくはカスタマーサポートへ問い合わせましょう。

まとめ

海外旅行や出張でインターネット接続や通話を利用するには、自分の目的や利用状況に合った通信手段を選ぶことが重要です。
eSIMは即時利用が可能なうえ、短期から長期まで柔軟なプランが選べます。
利用料金やデータ容量、サポート体制など、旅行前に十分な情報収集を行い、自分に合った通信プランを見つけて海外を楽しみましょう。

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